Wedding 101   花嫁編 バナー

Wedding101 for Brides


ウェディングの基礎知識 花嫁編

誰よりも素敵な花嫁になるために

結婚式を行うにあたって花嫁がもっとも時間をかけるのがウェディングドレスなどのコーディネートではないでしょうか。どんなドレスにしようかあれこれ悩むのも楽しいものです。このページはあなたにぴったりのウェディングドレスやヴェールを選ぶときに参考にしていただきたいページです。ご自分がどんなイメージでドレスやヴェールをお考えか、どういうスタイルのパーティにどういうドレスが最適か参考になさってください。


Wedding Dress  ドレスのシルエットとその素材

ボールガウン  BallGown

このドレスのデザインはビクトリア女王の結婚式の際に身につけたのが始まりです。1950年代デザイナーのクリスチャン・ディオールによって発表されました。ウェストの切り替えから大きくふくらんだスカ-ト部分が特徴で、ロマンティックなシルエットで甘い雰囲気のあるデザインです。ウェストの切り替えからペチコ-トを使って大きくふくらませています。ウェストから上の部分はタイトなシルエットなので、胸の大きい人、また下半身の大きい人向きです。 素材的にはボリュームのあるスカート部分にチュールなどの 軽い素材を使うのが一般的です。

ドレスのシルエット ボールガウン

合うブーケのスタイル

どんなスタイルのブーケにも合わせることができますが、スカートのふくらみ具合によっては、横に大きく広がるタイプのデザインは合わない場合もあります。


バレリーナ   Ballerina

クラシックバレエのコスチュームからきた、ふくらはぎまでの長さのドレスで、チュールやシルクなどがスカートの部分をふんわりと覆っているスタイルです。妖精のようなキュートな花嫁様に足元が見えるデザインですのでアンクレットなどを使用すると良いでしょう。

ドレスのシルエット バレリーナ

合うブーケのスタイル

スカート丈が短い分、長さのあるキャスケードやトライアンギュラースタイルなどは、足が短く見えるので避けた方がよいでしょう。ブーケは小ぶりにして、アクセサリーでヘアオーナメントから足元のアンクレットなど頭から足先まで流れるようにコーディネートするとバランスよくまとまります。


A-ライン    A-line

1950年代に流行。AラインのAは、ボディからすそにかけて広がるシルエットが「A」になっていることからつけられました。その名前が示すようにタイトな胴体から広がるスカート部分 でAの三角形のシルエットを形作ります。ウェスト部分にはダーツを入れることもありますが、その切り替えによってウエストの位置を高くすることも低くすることもできます。やや太めの花嫁には全体をほっそり見せる効果のあるデザイ ンです。素材的にはあらゆるものを使うことができます。 

ドレスのシルエット Aライン

合うブーケのスタイル

ボールガウンに比べるとほっそりしたシルエットなので、ブーケもすそに向かって流れるようなデザインのものが合うでしょう。


プリンセス   Princess

1950年代、グレース・ケリーがモナコ王妃になった時の婚礼 衣装のシルエットが始まりです。Aラインによく似ていますが、襟元からすそまでまっすぐ伸びたシーム(縫い目)がくっきりとした立体的なボディラインを作り、すそに向かってきれいに広がるスカートがエレガントな雰囲気を出しています。

ドレスのシルエット プリンセスライン

合うブーケのスタイル

Aラインとだいたい同じですが、ドレスのすそが後ろに長く伸びたデザインの場合は、ブーケも流れるようなデザインにするとより格調高い雰囲気になるでしょう。


シース   Sheath

1950年代、マリリン・モンローが着用して有名になりました。 肩からすそにかけて布地の重みで美しいドレープを作るのが 特徴で、ダーツや縫い目で曲線美を強調したものです。 背の高い人、おしりの小さい人、スレンダーな人に向いています。肩幅より大きいヒップの人は不向きです。

ドレスのシルエット シーズライン

合うブーケのスタイル

スレンダーな大人っぽいデザインのドレスなので、ブーケも大人っぽいスリムなタイプのものが合うでしょう。


エンパイヤ   Empire

1800年、フランス革命のあと、ナポレオンの妻、ジョセフィ ーヌによって広まったデザインです。若々しく、上品なハイウェス トの切り替えが特徴です。ウエストラインは胸のすぐ下からすそに かけてすとんと落ちるタイプのデザインなので、小柄な人、胸の小さい人に向いています。スカート部分のシルエットはストレート、またはフレアー、Aライン程度の広がったものなどいろ いろあります。

ドレスのシルエット エンパイア

合うブーケのスタイル

ウエストの切り替え部分が高い位置にあるので、すそに向かって流れるタイプのデザインだと、胴が長く見えてしまいます。ブーケも胸元にポイントのあるデザインが合うでしょう。小ぶりのブーケでお花冠などのヘアオーナメントと共に妖精のようなイメージで。


スリップ・ドレス Slip Dress

体を優しく包むライン、肩からまっすぐ落ちるシルエットは1930年代、ハリウッドの女優達がパーティなどで好んで身につけたことから流行しました。

ドレスのシルエット スリップドレス

合うブーケのスタイル

シンプルなデザインのドレスだけに、ブーケの大きさやデザインによって印象が大きく異なります。ブーケはどんなスタイルでも合うでしょう。最近の流行としてはクラッチタイプのブーケが人気です。


バッスル・バック Bustle Back

バッスルはスカートを広げる腰当てのこと。19世紀に流行したスタイルで、ウエストの腰の部分を大きくふくらませ、大きめのリボンなどで装飾を施したスタイルです。

ドレスのシルエット バッスルバック

合うブーケのスタイル

バックスタイルが特徴のドレスは、リボンの部分に花飾りを付けることがあります。その際はブーケとバックのデザインのボリューム等のバランスに気をつけます。


大きいブーケ・小さいブーケ

小さいブーケ

ごく親しい方だけを招く小規模なパーティなどに、大げさにならず、気軽に持つことができるブーケがよいでしょう。ブーケトス用にも。 

イメージ;カジュアル、シンプル、ガーデン、レストランウェディング

大きいブーケ

ホテルなど大きい会場では遠くから見ても見劣りしない存在感のあるものがベターです。

イメージ;フォーマル、ゴージャス、ホテルウェディング